- 離婚コラム
離婚したい私を決断させた小さな事件、御臨終そばの恐怖
離婚したい私を決断させた小さな事件、御臨終そばの恐怖
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嫌でした。ネガティブな塊みたいな人と一緒に暮らすこと。
気が付けば、いつも呪いの言葉を吐いていた夫。
だから、何をするにもつまらなくて。
もしネガティブじゃなかったら、
もう少しだけ優しかったら、
もし意地悪しなかったら、
別れなかったかもしれない???
隣に仲良くしている家族が住んでいました。
その家族に赤ちゃんが生まれて、
その子の成長を私たちも楽しみにしていました。
かわいい盛りで、やることなすことすべてが愛らしく癒される。
そのお付き合いの中で、
一緒にお蕎麦を食べに行くことになった日曜日。
夫に声をかけたら、案の定「行かない」と言いました。
だから、お蕎麦を作って行きました。
「お蕎麦できたよ~」と言ったら、
夫は返事をしたのです。
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皆で楽しく帰ってきたら、
汁を吸った麺が、まるでメタボなミミズみたいになって
丼ぶりの中でとぐろを巻いていました。
その横には、カップラーメンの空のケースが
転がっていました。
とぐろを巻いた丼ぶりをよく見ると、
ど真ん中に垂直に刺さった箸!
ご臨終の時にやるあの箸です。
真っ暗な中に、
ご臨終の箸が立った丼ぶりが、怖かったー。
一言連絡してくれれば、
美味しい「そば寿司」買って帰ってくるのに。
いつもこんな感じでした。
夫は部屋に閉じこもって、出てくると毒を撒くのです。
言いたいことが言えない人だった。だから物にあたった。
彼の部屋のドアは可哀想だった。
あのドアを開ける度に、得体のしれない彼の怒りが、
押し寄せてきて私を包むのです。
なのに、私は自立する勇気がなくて、
離婚を決断できずにいたけど、
夫の怖さを感じる度、どんどん気持ちは決まって、
娘の独立を期に、背中を突かれた気がしていました。
もう、ふたりではいられないのだと。
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